アート・エコロジー(芸術生態学)という考え方
Art Ecology
聞き慣れない言葉かも知れません。それもそのはず、私たちが考えました。

江戸時代に生まれたと考えてください。その頃の人は一生懸命に働いて得た金銭は、念入りに選んで本当に気に入ったものを購入して、何かない限り修繕してでも生涯ともに過ごしたに違いありません。ですから、提供する側も気に入って欲しいので、鍛練し、技をみがき、それが生き甲斐にもなっていたことでしょう。選定する側も良いものを見抜くのに、教養も経験も必要になってきます。それはまさに真剣勝負で、互いに高め合う関係でありました。一生懸命が一生懸命を応援し高めあう、そうして日本の芸術はその当時、世界のトップを極めており、世界中の芸術家はこぞって日本を訪れました。

そういった創造者と理解者のよい関係から、素晴らしい才能が育ち、ものを大切に扱う精神が育まれ、物理的な環境破壊も抑えられていくのではないかと期待しています。

以上のような関係性をアート・エコロジー(アート生態学)と呼ぼうと考えました。

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